暦では穀雨(こくう)

こんにちは

「大正琴のナルダン楽器」店長の岩田です。

庭の苔も青々と潤ってきた今日このごろ・・曆の上では穀雨。

穀雨(こくう)とは
「雨降って百穀を潤す」ということばからきており
この時期になると暖かな雨が降り田畑を潤します。
気候も安定して種まきの季節。
恵みの雨が新芽を育ててくれるといわれています。

無花果農園へお邪魔してきました

さて先日、愛知県の中でも比較的温暖な気候で農作物や無花果の生産地として全国でも知られる
安城市内で約半世紀ほど前から無花果作りをされている無花果農園へお邪魔してきました。

このあたりは”一ちゃん農業”といわれる
働き手の男性は農業以外の職業に従事して、奥さんなどが一人で農業されている方も多く
お邪魔した無花果農園は約2500㎡!テニスコート(ダブルス)に喩えると約10面以上の広さを
ご高齢ながら今も現役にておひとりで生産を続けていらっしゃる奮闘話なども伺ってきました。

無花果もこれからが新芽の季節。
無花果は花が無く一枚の葉に一つ果実がなることから”無花果いちじく”と呼ばれるのだそう。
今は枝ぶりだけの木々も、日ごとに表情が変わり青々とした葉が生い繁ってくるそうです。

無花果作りに重要なのは水はけ。毎日の水やり、梅雨時や台風などの被害に遭わないか
日照り続きにならないか、害虫に遭わないか、毎日の目配りと日々の積み重ね。
そして毎年毎年天候に左右されながらの生産は自然との共存。
農業生産は天災というデメリットもありますが、
子どもの成長のように果実が立派に稔った時の歓びと健康で働けるご縁に感謝して、
長年愉しみながら育てているとおっしゃいます。
無花果は6月末頃から収穫できるようになり10月初め頃まで大忙しの日々が訪れるようです。

実は今回農園と同じく大正琴も長年ご愛好頂いているご縁で
新芽が生き生きとした心地の良い季節に訪問させて頂きました。
お邪魔した日もちょうど可愛い花を咲かせたえんどう豆やイチゴも実がなってきていました。

今度はたわわに無花果が稔った季節に収穫お手伝いさせてもらいたいなと思います。
エネルギッシュに農園を切り盛りされ充実した日々を過ごされていらっしゃるお姿に
癒やしとパワーをいただきました。

私たちも大正琴を通して日々の中に癒やしと少しのワクワクお届けするお手伝い出来ればと思います。