日本遺産のまち有松絞りまつり

こんにちは

「大正琴のナルダン楽器」店長の岩田です。

さて先日、6月はじめに名古屋市の有松街道で行われる有松絞りまつりへ行ってきました。

日本遺産のまち有松・・地元名古屋のお宝ともいえる有松絞り。
有松の町は東海道筋にあり有松絞りの開祖竹田庄九郎はじめ八名の移住者によって誕生。
有松は約400年絞り生産を一貫して業とし町全体が絞り業者のみで形成されて来た
江戸時代の町屋建築が昔のまま数多く残されている風情のある街です。

文化財の商家も開放され三年ぶりの絞りまつり

今年は三年ぶりに有松絞りまつりが開催されました。
6月4日と5日の両日は浴衣初めとばかりに、お子さんから老若男女まで
色とりどりの着姿で粋に闊歩する街の様子は風情がありました。
江戸末期から続く絞り問屋さんや商家も開放され
お祭りの日はレアな反物や掘り出しものが出されるので
遠方からも訪れる人も多くかつての大店の盛況のような雰囲気も見ているだけで楽しくなります。

また有松のなかでも文化財にも指定されている絞商家・竹田嘉兵衛商店の邸宅は
お庭や蔵も開放して海外でも注目されている若手染色家さんの展示が行われていたり
同じ通りの商家の一角では生け花と有松絞りのコラボ展なども行われていました。

いよいよ名古屋も夏のはじまり

他にも街道では絞り職人さんたちが並んで実演する姿が見られたり
町内ごとに競いあって作られるという粋な絞り法被姿の男衆と山車もお目見えしていたりと
街全体に活気が戻ったかのようで二日間の人出も85000人もあったようです。
ようやくコロナ以前のようなお祭りやイベントも徐々に再開されるようになってきているようです。
同日には熱田まきわらまつりも行われ、いよいよ名古屋の夏もはじまり。
やはり街に活気のあるお祭りはワクワクしてきますね。

大正琴を通して日々の中に癒やしと少しのワクワクお届けするお手伝いできればと思います。