こんにちは
大正琴のナルダン楽器、店長の岩田です。
梅雨明けも間近ではないかと思われる名古屋です。
「ものづくり文化の道」大正琴親子体験ツアー
先日、名古屋市地域推進室のご依頼により、この町の魅力を感じていただくための企画第1弾として「ものづくり文化の道」親子体験ツアーが開催されました。
夏休み目前の先週7月15日(土)西区内在住の親子の皆さん約20名が町歩きと大正琴工房見学&演奏体験にお越しになりました。
「ものづくり文化の道」とは、名古屋市内ナルダン楽器のある名古屋城の城下町一体のエリアで、 世界的に展開するトヨタ自動車の前身となる豊田自動織機が開発された地(現在トヨタ産業技術記念館)や陶磁器で有名なノリタケカンパニーリミテドをはじめ、名古屋友禅、名古屋扇子、和凧など、現在でも伝統的なものづくり文化が受け継がれているエリアで、昔ながらのものづくり職人も多く点在する地域です。
今回、親子ツアーのご一行様は市内西区に残る城下町の歴史的な街並みをガイドさんの案内で散策した後、ナルダン楽器へご到着!
梅雨の晴れ間は気温が30℃を越える暑さになり、到着された皆さんには冷たいお茶で喉を潤してもらい、汗がひいたところで早速工房をご案内。
工房では大正琴の元になる木地の材質などを紹介しながら 大正琴作りにかかる50工程以上の作業の中でも重要ポイントとなる フレット差しや最終組み立て作業などを実演しながら楽器が出来上がるまでの様子をご覧いただきました。
「なかなか楽器を作るところを見るなんて出来ない場所だから・・」
と熱心に写真を撮られたりメモをとる親子の方もいらっしゃいました。
続いて2階会場に移動していただき、楽器の歴史や時代背景の解説と実際に楽器に触れることができる演奏体験をしていただきました。
”大正時代の文化にも触れてもらおう”
今回は”大正時代の音楽教室”をイメージしながら
100年前にタイムスリップした雰囲気を皆さんにも味わってもらうためご案内役のスタッフは大正時代のカフェのお給仕さんスタイルでおもてなしさせてもらいました。
まず大正時代初め名古屋で誕生した大正琴の誕生秘話をクイズ形式で解説したあとで
大正琴が発売された時期と同じ頃に発売され100年以上変わらず今でも食べている
あるおやつ!親御さんもお子さんにも馴染みあるおやつを味わってもらいながら
和気藹々と大正時代の雰囲気も体感していただきました。
そして大正時代には西洋文化の影響で音楽にも新しいものが取り入れられるようになり
なかでも100年前に音楽が娯楽として楽しまれるきっかけになったといわれる
蓄音機を鳴らしてみると、生の音色に皆さん興味津々♪
レコード盤を知らない世代のお子さんにはかなり新鮮だったようです。
”大正琴演奏体験にチャレンジ”
さて皆さんには大正時代へタイムスリップした気分も楽しんでいただきながら
いよいよお待ちかね大正琴に触れる演奏体験へ
「楽器経験はないけれど、大正琴なら誰でもすぐに弾ける楽器と云われるので
実際に弾けるようになるか試してみたかった」
という小学生親子ペアの皆さん。
最後に課題曲を一緒に演奏発表するというミッションに熱心に取り込むこと20分!
さすが親子の皆さん!ピッタリ息を合わせて迫力満点の演奏を完奏されました♪
仲良くハイタッチで喜ばれる姿が微笑ましかったです(^^)
「いろいろなことが楽しく学べた」
「実際にセッションして楽器の楽しさを感じました」
「体験型ツアーは子どもにとってもとてもいいと思います。
楽しかったです。ありがとうございました」
大正時代の歴史文化にも触れながら「ものづくり文化の道」親子体験ツアーに
ご参加頂いた親子の皆さんには
「見て、聴いて、体験して」
新しい大正琴の魅力を知っていただくきっかけと
これからの若い世代の人達にも”ものづくり文化”の大切さを
伝えていけたらと思っています。ありがとうございました。