※写真は今年も咲いた曾祖母から譲り受けた50年以上前の牡丹の花
こんにちは
大正琴のナルダン楽器、店長の岩田です。
二十四節気では”穀雨”
春の雨が降り、多くの穀物が潤う時期を意味します。
「春雨」という季語がピッタリの季節ですね。
さて今週は雨の中をわざわざご来店頂いたお客様をご紹介致します。
大正琴をご家族から譲り受けられた方からのご相談
ご来店頂いたお客様はお母さまが長年愛用していた大正琴を形見として
譲り受けたことがきっかけで大正琴を始めようと思われたそうです。
大正琴については弦を交換すれば弾けるようになるのかも解らなかったため
ご相談にナルダン楽器へ大正琴を持ってお越しになりました。
早速、楽器を拝見させて頂くと弦を交換して調律調整をすれば大丈夫!
ご愛用頂けることがわかりました。
弦交換と調律調整などメンテナンスさせて頂くと
15年程前からお母さまが大切にご愛用されていた様子や弾き方の癖など
大正琴を楽しんでおられたご様子がうかがえました。
お客様にお伝えすると
「大正琴を通して、自分の知らなかった母の一面を知ることが出来てよかった」
と感激されていました。
今度は譲り受けられた娘さまがその大正琴に
新たな息を吹き込みご愛用頂けることは嬉しいことです^^
私たちも”大正琴を通して人と人を結び繋ぐ”ことを願っているので
そのお役に立てることはとても嬉しいです。
実は最近、メンテナンスのご依頼を頂く方の中には
家族の愛用品を活かして弾きたい!という方からのご相談も多いのです。
ご依頼頂いた大正琴すべてがメンテナンス可能というわけではございませんが
皆さんの想いに少しでもお力になれたらと思います。