暑中お見舞い申し上げます。
大正琴のナルダン楽器、店長の岩田です。
暦の上では「大暑」一年で最も暑い日と云われていますが
まさに今日の名古屋は全国一の暑さ!!
長雨続きでなかなか梅雨明けも遅く陽差しが恋しいところで
一気に30℃を超える暑さとなりました。
さて本格的な夏を迎える前に大正琴のメンテナンス依頼を色々うかがっている中で
”以前に愛用していた大正琴を楽しそうに弾く家族の姿を見ていると
古い楽器をきちんと直して、もう一度キレイな音色で弾かせてあげたい”
というご家族さまの想いなど、ご愛用の大正琴に強い想いをお持ち頂いていることに私達も心動かされることが多く、できる限りお応えできればと思って修理メンテナンスをお引き受けさせて頂くことがございます。
先日ご依頼頂きましたお客様は
ご自宅で介護される中で大正琴を弾かれている時のお母さまが昔のように活き活きとした表情で楽しそうにされるので
「50年近く前にお母さまが愛用されていた大正琴をもう一度弾けるようにしてほしい」という娘さまからのご依頼。
かなり年代物の大正琴で糸巻きがピン立ちといわれるタイプのもの。
殆ど弦が切れているなかで張り替えて弾けるようにというご相談でした。
基本的には年代物の大正琴はパーツなども残っておらず修理が難しいものばかりなのですが
今回、古いお手製の道具を使って何とかご要望にお応え出来るようにさせて頂きました。
ご家族さまの想いが届いてまた新たに大正琴を楽しんで頂けることは
私達にとっても幸せなことです。この度はありがとうございました。
”職人にとって道具は命”と改めて実感すると同時に
古い道具も陽の目を見ることができて嬉しいです^^
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