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2011年5月21日、五月晴れの爽やかな一日。
市内にある有料老人ホームで慰問演奏会をされるという澄音会さんに同行させて頂きレポートしてきました。
今回慰問演奏を依頼された施設は老人ホームというより、まるでご自宅にいるようなアットホームな雰囲気のあるマンション形式の施設でした。 |
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施設スタッフさんのご案内で演奏会場の共同リビングスペースへ。
いつも演奏開始の1時間程前から準備を始めるために伺うそうなのですが、ナント演奏が始まる一時間も前から既にぞくぞくと皆さんお集まりになられお待ちかねのご様子!
車いすをご利用されている方が半数程いらっしゃいましたが、あとは皆さん座席にお名前が記された指定席がご準備され「今日は楽しみにしていましたよ」とご夫婦で楽しみに待っておられる方もいらっしゃって、お陰で演奏者の皆さんもよりいっそう気合いが入っているようでした!!
皆さんが見守るなか、早速準備開始。
今回は若手スタッフの方も同行されていてマイクやスピーカーなどの音響設備をテキパキとセッティング。
演奏者の皆さんも各自演奏台を組み立てるなど手際よくご準備されます。年に何度か慰問演奏を行われているので、さすが準備が手早い! |
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さて、予定より早く準備も整い、いよいよ演奏会のスタート!
演奏メンバーから歌詞カード付きのプログラムが準備され、皆さんに手渡されていましたので演奏会が始まると大正琴に合わせて、懐かしい童謡”ふるさと”などは一緒に歌を口ずさまれていました。
そしてテンポの良い”上を向いて歩こう”はご存じの方も多く、手でリズムを取って指揮をされている方など、皆さん思い思いに大正琴を楽しんでいらっしゃいました。
演奏の中盤にはメンバーひとりひとりからごあいさつがあり、皆さんと楽しい交流タイム。交流の輪が広がります。
「永く大正琴に携わっていますが音楽に触れることは心若くします。また大正琴では代表的な古賀政男さんなど恋歌も多いのでぜひ楽しんでほしい」とあいさつがありました。続いて「今日は皆さんにお会いするために朝からおめかしもしてきましたよ〜」というメンバーのあいさつに会場から笑いも起きていました!
また大正琴は地元名古屋生まれの楽器ということもあり「むかし家にもありましたよ〜。」と慣れ親しんだ方々も多いようで1時間あまりの演奏会は和気あいあいとした雰囲気で盛り上がっていました。
施設スタッフさんは、時間いっぱいを皆さんが最後まで静かに聴き入っていた様子に驚かれたようでしたが、なかなか間近で大正琴の生演奏を聴く機会もない中で今回慰問演奏に来て頂いて本当に良かった!大正琴のキレイな音色が心に響いたんですね!と大変喜ばれていました。 |
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演奏後には、皆さんとの交流を兼ねて大正琴を数台持っていきメンバーが手ほどきを教えると、、なんと意外にも施設スタッフさんの方が興味を持たれ「私も弾いてみたい」と次々に順番待ちで挑戦されているではありませんか!こんなにすぐに音が出せるとは思ってもみなかったので楽しくてハマッてしまいそう〜!とスタッフの皆さんでサークル作ってもいいかもね〜!という声もあがっていたほどでした。
今回慰問演奏に同行させて頂き、演奏されるメンバーの皆さんのやさしい大正琴の音色の表現力が、昔から大正琴に慣れ親しだことのある世代のご利用者さんと実はあまりご存じではなかった若い世代の施設スタッフさんの間でも、大正琴を通してすぐに誰もが共通の話題で盛り上がり、新しい接点のコミニュケーションツールとしてもお役に立てるのではないかと感じました。これからも皆様が楽しく元気に過ごして頂けるよう、少しでも大正琴でお手伝いが出来ると嬉しいです。
この度はありがとうございました。出演者の皆さんもお疲れ様でした。 |