木目を活かす時代仕上げ
こんにちは
「大正琴のナルダン楽器」店長の岩田です。
暦の上では「小満」初夏のまぶしい光をあびて植物がすくすくと育つ時期ですね。
ナルダン楽器ではすくすく育った木々本来の特色や表情を活かしながら
楽器としての魅力をお届けできればと日々ものづくりに励んでおります!
さて今回は少しナルダンのものづくりについて・・
まず大正琴づくりには楽器に適した木材、アガチス材や山桑や高級桐材などの選別から始まり
天然乾燥でゆっくりと寝かし乾燥させていきます。
材料の乾燥は大正琴の音色に大きく影響してくるためです。
そして木材のなかでも特に山桑材や桐材は木目が美しく
それぞれの表情が違い、ひとつとして同じデザインが無いため
木目の特徴を最大限に活かせる仕上がりをイメージしながら製作していきます。
中でも桐箪笥作りなどにも用いられる手法の「時代仕上げ」により
表情豊かで個性的な大正琴が生まれていきます。
焼き入れすることにより木目の美しさが際立ちます
木材の表面を焼いて仕上げていく「時代仕上げ」↑
白木を焼き入れすると木目がはっきりしてきます。(写真の右左を見くらべるとわかりやすいです)
焼き入れあとは表面を磨いて、そこへ砥の粉を入れると更に美しい木目が浮き立ってきます。
楽器もお化粧をしてあげると個性的な仕上がりになり
それぞれの木目を活かした、ただひとつの表情豊かな楽器が生まれます。
■天然の木目が際立つナルダンECHO(エコー)
個性豊かな楽器との出会いもご縁♥
ナルダン楽器では大正琴を通して日々のなかに癒やしと少しのワクワクお届けするお手伝いができればと思います