苔庭の美しい名園 暮雨巷(ぼうこう)
こんにちは
「大正琴のナルダン楽器」店長の岩田です。
先日、美しい庭園と貴重な建物の中を見学させてもらえるというので
大人の社会見学気分で癒しの名古屋探訪へ出かけてきました。
名古屋市内の閑静な住宅街のなかに
一面を信長塀(瓦塀)に囲まれた
江戸時代の建築物で県の指定文化財になっている
「暮雨巷(ぼうこう)」という建物があります。
そのお隣りには暮雨巷会館という某銀行の迎賓館も建ち並んでいます。
今回は支配人の方が丁寧に
お庭と主室から3間のお茶室などもご案内してくださいました。
大正10年に移築されたという主室やお茶室とお庭は1700坪という広さ。
巨大な松や紅葉の木々がのびのびと繁り
一面を覆う広大な苔庭は塵ひとつもないほどお手入れがされていて
その美しさに感動します。
(苔好きさんには密かな萌えスポットかもしれません)
引手は江戸時代の貴重な七宝焼き~♪
弁柄色の明るい外観に対して内部は想像していたよりもシンプルで簡素な佇まい。
でもよく見ると襖や障子などにも細かな細工が施されていて
地袋の引手には江戸時代の七宝焼きが使われていたり
アソビゴコロと地元の伝統文化の息づかいを感じました。
その昔一流の俳人らが酒を酌み交わしつつ俳論を交わしたと伝えられる主室には
何処か浪漫が感じられ
趣のある静寂な空間と苔庭の絶景にほっと癒やされます。
”名古屋の街中にもこんなところあるんですね~!!”
隠れ家を発見したようにちょっとワクワク^^
庭から差し込むあたたかな陽差しに一足はやい春を感じる心地良いひとときでした。
新緑の季節には苔が青青として、秋には美しい紅葉が見られるそうなので
季節毎に庭園を眺めに訪れるのもオススメです。
毎月第二水曜に予約制で一般公開されています。
興味ある方は「暮雨巷」までお問い合わせみてくださいね。
ナルダン楽器では大正琴を通して日々のなかに癒しと
少しのワクワクお届けするお手伝いできればと思います。