大正時代とミニ盆栽
こんにちは
「大正琴のナルダン楽器」店長の岩田です。
先日ナルダン楽器に併設の文化サロンで開催されたミニ盆栽ワークショップ。
「春のしつらえ」をテーマに造園家の@mossgreenikkei さんを講師にまねいて
盆栽は初心者という方々向けに、これから春にむけてお家でもお花見が楽しみる
”旭山桜”のミニ盆栽作りにチャレンジさせて頂きました。
盆栽については歴史があり
日本における最も古い盆栽は700年前の鎌倉時代の絵巻にも描かれ
室町時代から江戸時代にかけては屏風絵などにも盆栽が描かれているなど古くから縁があるようです。
江戸時代までは盆栽の担い手は上層階級の人々に限られていたようですが
明治時代後期頃からは次第に庶民の手に届く趣味になっていったといわれています。
なお明治時代の始めにパリ万博で海を越えて盆栽が出品されたことをきっかけに
海外でも注目されるようになっていき
大正時代には盆栽を芸術として認め世界に広めようとする考えも生まれてきたようです。
そんな歴史も奥も深い盆栽ですが
もっと身近に楽しめる文化として生まれたミニ盆栽に触れていただきました。
動画【90秒でわかる盆栽】 で紹介されています
大正時代には女子の間でも親しまれたミニ盆栽
盆栽のなかでもミニ盆栽は大正時代頃から小さきかわいいもの好きの女子たちの間で愛でられるようになりお習字や刺繍を習うみたいに嗜まれたそうなんですね
そんな雰囲気を少しでも感じてみたいと、大正時代に女性たちの間で流行した銘仙キモノの装いで
わたしも盆栽作りにチャレンジしてみました。
まずは土に触れる楽しさ、木の声を聞くように器のどこにおさめていくのかに集中してみました。
講師のikkei先生は決まりはないので自由に・・とおっしゃってくださったので
フリースタイルで楽しませて頂きました^^
ご参加の皆さんもそれぞれの個性が光る素敵な仕上がりになっていました。
まずは育てる楽しみ。愛でる楽しみ。
ゆっくり味わっていきたいと思います。
苔庭を眺めながらのワークショップはとても楽しく癒やされました。
今度はまた芸術の秋頃に・・・
大正琴のナルダン楽器では大正琴を通して日々になかに癒しと少しのワクワクお届けするお手伝いができればと思っています