「音と呼吸 sound&breath」を堪能
こんにちは
大正琴のナルダン楽器、店長の岩田です。
梅雨の真っ只中、シトシト雨の休日・・名古屋駅近くの小さなギャラリーにて開催されたバイオリンとバンドネオンによるDUO LIVEにお邪魔しました。
最近はコンサートホールではなくギャラリーやカフェなどで少人数限定のライブが行われることもあり、より近い距離で音色や息づかいを感じられるのが魅力だなと思います。今回のライブはギャラリーのスペースに合わせて30名限定という贅沢さ!アットホームな雰囲気の中ではじまりました。
バイオリンとバンドネオンの息づかい
※写真はアンコールの際、許可を頂いて撮影したものです
コンクリート打ちっ放しのシンプルな空間は
マイクなど一切使わずアコースティックな響きがダイレクトに伝わってきます。
全身で奏でるアグレッシブなバイオリンの弓の擦れる音やバンドネオンの空気をゆらすビブラートは呼吸をしているみたいに響き合い、まさに楽器の息づかいを肌で感じることができました♫
国内外の様々なフェステイバルやツアーにも参加され日本と海外を行き来しながら音楽活動をされている、マレー飛鳥さんと北村聡さんのお二人のために海外の作曲家たちが書き下ろしたという楽曲や
タンゴの名曲を不思議なリズムでアレンジされたり、次々にワールドワイドな音の世界が広がって
まるでどこか遠い国へ旅しているような気分にさえなりました。
そして、ラストの一曲は震災後に”音の力を信じて書き下ろした”とおっしゃる飛鳥さん作曲の「STILL」という曲!一音一音が美しく、スッと心がやわらいでいく感覚に惹きこまれ、自然に涙腺がウルウルしてしまいました。
実は今回、全くお二人の予備知識もないままライブを拝見したのですが、シンプルに楽器の持つ音の魅力や心に響くメロディの素晴らしさを体感することができた豊かなひとときでした。お誘いいただきありがとうございました。
今回のLIVEをオーガナイズされた名古屋駅近くのギャラリーHASEさんは
築50年過ぎた趣ある古いビルにて月に2回ほど展示会も開催されている素敵なギャラリーです